Eco-Pork  PROJECT

Eco-Pork PROJECT

- すべては、食肉文化を次世代に残すために。

Index

  1. 農林水産省「令和4年度スマート農業技術の開発・実証・実装プロジェクト」
  2. 令和3年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金
  3. 東京工業大学との養豚領域における共同研究
  4. タイ国スマート農業実証事業にEco-Pork AI豚カメラが採択

農林水産省「令和4年度スマート農業技術の開発・実証・実装プロジェクト」

Eco-Porkの「ロボット式自働撮像AIカメラを用いた肥育豚管理の高度化」がプロジェクトに採択され、実証実験を進めています。鹿児島大学(共同獣医学部、准教授:小澤 真)、NTT西日本、アオキシンテック(弊社業務提携先)などとの共同事業となります。

なお、Eco-Porkの当プロジェクトへの参画は、令和3・4年度に続き3年連続となります。

背景

日本の養豚業には、以下のような課題があります。

① TPP等貿易交渉による関税低下(482→50円/kg)、競争力強化の必要性(自給率50%以下) ②【売上】国産豚肉上物率(適正体重帯等に連動する格付で買取単価15%向上)の全国平均は、50%以下 ③【経費】生産コストに占める飼料コストの全国平均は、66%。2022年8月現在、穀物市況・円安影響はさらに悪化傾向

成果目標

①肥育上物率改善

過去25年間の全国平均上物率改善効果(2%)の3倍に相当する成果(6%改善)を、実証プロジェクト期間(令和4年-5年)の2年間で達成します。

②産肉能力改善

令和12年度までに達成すべき家畜改良増殖目標を、2年間で達成します。  ・出荷日数:188日⇒180日(8日間短縮)  ・出荷体重:115kg⇒120kg(5kg増)

③ 飼料要求率改善 令和12年度までに達成すべき家畜改良増殖目標を、2年間で達成します。  ・FCR(飼料要求率=給餌量÷増体重):2.9kg⇒2.8kg(3%改善)

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   ↑ロボット式自働撮像AIカメラ(ABC)の新技術について

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経済産業省「令和3年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業」

豚体重測定AIカメラを活用した育成管理システムが「令和3年度グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金」に採択されました。

システムの要であるAI自働豚体重測定カメラ「ABC(AI Buta Camera)」は、鹿児島県の株式会社ジャパンファーム(代表取締役 増田 智行、以下ジャパンファーム)など複数企業に導入されています。ABCは、Eco-Porkが出展した2021年10月開催「農業ウィーク東京2021」や、2022年4月開催「国際養鶏養豚総合展2022」などでも展示、動作デモを実施いたしました。

取り組み

Eco-Porkは「3D AIカメラ+撮影ロボットによる肥育豚育成管理システムの社会実装」として、豚体重測定AIカメラ「AI豚カメラ(ABC)」を活用した肥育豚の育成管理システムを開発・販売しています。単なる豚の体重測定だけでなく、農場全体での豚の育成・出荷計画の自動生成・管理までをも実現することで、根本的な業務効率の改善と利益改善(養豚産業のDX化)へと切り込んでいます。

AI自働豚体重測定カメラ「ABC」について

複数頭の肥育豚を一度に完全自働で測定できるハードウェアであり、弊社の養豚経営管理システム「Porker」への即時連携が可能です。豚の輪郭や特徴点を捉えて体重推計しているため、豚が寝転んでいる・豚が重なり合い輪郭特定できないなど、豚房内で起こりえる全ての状態にて測定が可能です。

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   ↑AI自働豚体重測定カメラ(ABC)の外観およびPorkerでの表示画面イメージ

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東京工業大学との養豚領域における共同研究

Eco-Porkは、国立大学法人東京工業大学と共同研究契約を締結し、東京工業大学 環境・社会理工学院 助教 大橋匠氏らと共に、人間中心デザインの見地から養豚生産現場でのスマート養豚技術の普及促進要因および消費者の行動変容促進要因の究明に取り組んでいます。

背景

国内の養豚現場では、高齢化による離農や若者の農業離れによる担い手不足が深刻な問題となっており、スマート技術を効果的に養豚現場へ導入しながら省力化を図り、生産性を高めていくことが必要です。また、家畜の生体情報の把握・管理を行うスマート技術は、家畜の快適性に配慮した飼養や畜産物の品質担保を可能にし、消費者に対しても安心安全な商品を提供することに繋がります。さらに、生体情報に基づき限られた資源を有効に活用することで、環境負荷低減にも貢献できます。

成果目標

スマート技術を養豚現場へ普及させる上での機会と障壁を明らかにすることで、持続可能な未来の養豚業の実現に貢献します。具体的には、以下の2点です。

①生産現場におけるスマート技術採用の促進/抑制要因

②スマート技術を活用し生産された畜産物の消費行動促進/抑制要因

さらに、対象となる人々や現場のニーズを汲み上げて、ニーズに基づき問題を解決するプロダクト/サービスをデザインする「人間中心デザイン」という考え方に基づき、生産者にとって省力的な養豚管理手法のデザインを目指します。

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右:東京工業大学 環境・社会理工学院 助教 大橋匠氏

左:株式会社Eco-Pork 取締役経営戦略統括責任者 鈴木健人(2016年数学科卒)

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タイ国スマート農業実証事業に Eco-Pork AI豚カメラが採択

Eco-Porkの提供する養豚DXソリューションの要となる、豚体重測定AIカメラ「ABC(AI Buta Camera)」。本製品はタイ国スマート農業の実証事業にも採択され、日本の農林水産省およびタイ政府とも協力の上、タイでも実証・販売を開始していきます。

農林水産省「タイへのスマート農業実証・事業展開への支援事業」概要

「令和3年度海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業」(みどりの食料システム戦略の取組モデルの実践:タイにおけるスマート農業の実証事業)は、タイでの実証・事業展開の有効性や課題・障壁・解決方法を明らかにすることにより、日本のスマート農業技術の海外展開を促進し、タイの農業の課題解決につなげることを目的に、農林水産省がタイ政府とも協力の上、タイでのスマート農業技術の実証や事業展開を検討されている事業者に様々な支援を行うものです。

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   ↑AI自働豚体重測定カメラ(ABC)

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Eco-Porkについて

「誰もが安心して豚肉を楽しむ未来を守ること」をミッションに、豚肉の安全・安定供給と養豚産業の環境負荷低減を実現すべく、養豚業界にICTによる情報可視化ツール「Porker」の提供、IoTセンサーや体重・体調測定カメラの開発・提供を行うなど、養豚農家の作業効率改善・生産性改善・疾病対策等へ取り組んでいます。主力事業である養豚経営管理システム「Porker」は、15もの販売提携先の協力を受けて全国に販売を実施しており、沢山の農家様からご評価を頂いています。

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